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私たちが普通に読書する場合、目から入ってきた情報は、脳の中でいったん「音声化」されてから、文章として理解されています。 つまり私たちはふだん声に出さずに本を読んでいても、脳内では音読をしている、ということなのです。 速読ができるということは、簡単に言うと、脳内での音読をやめて、目から入ってきた文章をダイレクトにイメージとして理解する、ということです。 日本人の平均的な読書速度は、1分間に600文字と言われています。 その速さで読書中の人にとって、目の前の文字は、1分間に600文字のスピードで通り過ぎているのだと言えます。それはその人にとって、脳内で音読をするのにちょうどよいスピードなのです。 では、その音読をやめるにはどうしたらよいでしょうか? それには、その人が音読をできないような速いスピードで、目の前の文字を移動させてやればよいのです。 そうすると、その人は文字をまったく認識できなくなるでしょうか? 確かに、始めのうちは、どのような文字が目の前を通り過ぎているのか、まったく認識できない状態におちいります。 しかしやがて、文章の意味はわからないけれども、どんな文字が目の前を通り過ぎているのかは認識できる、という瞬間がやってきます。 つまり、文字を「読む」ことはまだできないけれども、文字を「見る」ことはできる、という状態になるのです。 このように、現状よりもレベルアップしたスピードや状況に、脳が対応していくことのできる能力を、脳の「可塑性(かそせい)」と言います。 ジョイント式速読法は、こうした脳の可塑性を利用したトレーニング方法なのです。 さて、このような状況に置かれると、レベルアップした「見る」能力に対応して、「理解」「記憶」「感性」といった、読むことに関わる他の能力も、それに追いつこうと処理能力を高め始めます。 ただしここではまだ、「見る」能力のアップが優先されているため、「わかる」状態には至っていません。 一定時間、高速状態でのトレーニングを続けた後、今度は見るスピードを減速してやります。 するとある程度の速さに適応した他の能力が、「見る」能力に追いつくようになります。 「見る」と「理解」「記憶」などの能力が結合(ジョイント)し、見たものが「わかる」状態になるのです。 以上が、ジョイント式速読法の中心部分ですが、これに加えて、 ・視点を高速で移動させるトレーニング ・視野を拡大するトレーニング ・多くの図柄を一度に認識するトレーニング などによって、ジョイント式速読法の全体は構成されています。 このジョイント式速読法は、1980年代に、日本人の川村明宏教育学博士によって開発されました。そして多くの学校や企業で、能力開発のために長年使われてきています なお、脳と速読のメカニズムについて、またジョイント式速読法について詳しくは、無料進呈の資料・小冊子「速読で『頭の回転』を速くする、5つのステップ」をぜひお読みください。 トップページへもどる |
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