200年前から、すでに実践されていた手法を経営に生かす
二宮尊徳の村おこしの「仕法」と呼ばれるやり方の根底には「報徳」という倫理的な思
想があるのです。
今より200年前という時代に、収穫から村の人口、田畑の荒れ具合など過去数
十年にわたったデータをもとに分析するやり方で、いまでも十分に通用する手法
を、当時の二宮尊徳は自らの思考から生み出していきました。
財政面ではしっかりした人物でしたが、けっしてケチな人ではなく、計画的に節
約できた分は村の復興などに使い、他人の幸せを第一に考える人だったそうです。
その当時に二宮尊徳が考え出したやり方は、その後も、明治時代の経済界のリー
ダーたちにも大きな影響を与えていて、いまの日本の経済の基盤を生み出したと
いうぐらいの、すばらしい思想を残しています。
第二次世界対戦を経て、戦前までのすばらしい思想の影が薄くなったという一面
もあって、二宮尊徳の名前もあまり目立たなくなってしまいましたが、いままた
彼の考え出した、人々の暮らしを豊かに導いて世の中の経済がうまくまわってい
く「報徳仕法」を、多くの人に知ってもらいたいという著者の思いから、この本
が生まれたのです。
この本で、その「報徳仕法」の優れているところを感じてみてください。
「二宮尊徳に学ぶ経営の知恵」
◇大貫章/著
◇産業能率大学出版部
◇出版年月:2006年6月
◇ISBN:978-4-382-05559-9
◇1,800円(税込価格)
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January 24, 2007
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