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いままで捨て切れなかったものを、捨ててみると……

そもそも、人はどうして、そんなにモノやお金に執着するのでしょうか?
よく考えてみると、天国へは自分の家も財産も何もかも、持って行くことは出来
ないというのに、周囲を見渡せばこだわりを捨てきれない人ばかりです。

捨てるということに、なにやら罪悪感を感じる人もいるのかもしれませんが、も
しも、いままで持っているものにこだわり過ぎたら、新しいチャンスが入る余地
までなくなるかもしれません。

それにしても、著書の中で捨てましょうと勧めているのは、守ろうとしている地
位、家族や子ども、マイホーム、自分の性格まで多岐にわたっています。
こんなに捨ててしまって大丈夫なのか……と心配になるぐらいです。

よく読んでみると「捨てる」というのは、何もかも本当に捨て去ることではなく、
こだわりを捨てて、新しい角度から物事を見てみたらどうかということを著者は
提案しているような気がしてきました。

人は思い込みによって、ずいぶん苦しんでいるようです。
「眠れないなら、眠ることを捨てる」
と、著者からあっさり言われると、なるほどそうかもしれないと思います。
眠れないと悩む人も多いのですが、人は体が眠りを必要としたら、どうがんばっ
ても眠ってしまうということを普段は忘れているのかもしれませんね。

今日の1冊から、自分の身の回りの習慣などを見つめなおすと、同じ環境にいな
がらも、まったく新しい世界が見えてきそうです。

「捨てる生き方」
 ◇佐藤康行/著
 ◇ハギジン出版
 ◇出版年月:2006年5月
 ◇ISBN:4-938907-35-6
 ◇1,365円(税込価格)
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November 07, 2006

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